看護師は一般的に3交代もしくは2交代で働きます。交代勤務のなかには深夜帯や夜間帯と呼ばれる夜の勤務が入っており、仕事をする上での厳しさを感じるという人も見られます。なかでも、夜勤に関しては日勤帯と異なり医師が不在、看護が手薄になると言ったマイナス要素もあるため、ある程度適性を見られるケースもあります。夜勤専従看護師を検討している人は、適性を見極めることをおすすめします。
夜勤専従看護師を含め、夜勤は3年以上の実務経験があったほうが良いと言われています。夜勤帯は看護が手薄になるため、優先順位を考えて行動できる判断力の他、的確な看護を求められる場合があります。このため実務経験が求められるのです。
また、体力やメンタル面でも強さが求められます。夜間帯は術後患者のせん妄や高齢患者の徘徊などにも対応する必要があります。仮眠の時間は与えられていますが、オンコールがあれば仮眠や休憩時間を削られてしまうでしょう。夜勤明けは休みでも患者の急変で対応があれば、残業もあります。その結果、十分な睡眠時間と睡眠のリズムが整わず、睡眠障害などの可能性もあるため注意が必要です。
夜勤の適性がないと考える看護師は、日勤帯で働ける外来中心のクリニックでの勤務をおすすめします。または時間帯で働けるパートタイム看護師を選ぶとよいでしょう。夜勤の有無で手当が変わるため、収入に差が出てしまうこともあります。しかし、夜勤を続けて体に不調をきたすよりは、長く看護師を続けられるメリットがあります。